どーも直行直帰の店主です。
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今日はふるさと納税でゲットした豚肉を豪快に調理することにします。
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以前JAのプレゼント企画で当選した豚肉を使ってポークヴィンダルーを作ったので、それの第二弾といった位置づけかな。
今回もポークヴィンダルーでは芸が無いので、別の種類の料理を。
といってもインドで豚肉はポピュラーではないので、鶏肉に比べれば料理の種類は多くない。
そんなときはカンタンで基本的な調理法に頼った方が良いし、美味しいものが作れる気がしている。
インド料理で言えば〇〇マサラや〇〇フライ(〇〇には食材名が入る)といった料理名の場合、だいたいどんな食材にも共通して使える調理法のようなものがある。
そういうことで今日はポーク・ペッパー・フライを作ってみます。
インドと豚肉
インドで豚肉は一般的ではない。
一般的ではないというのは宗教的なタブーではないという意味であり、ここはけっこう勘違いされやすいポイントの一つであるような気がする(他の人に聞いたことがないから分からんが少なくとも私はそうだった)。
インドでヒンドゥー教の観点から食べられないのは牛肉であり、豚肉をタブー視するのはイスラム教の考え方だ。
私もインドに興味を持つ前までは「👨牛肉を食べないのはイスラム教?ヒンドゥー教?どっちだっけ?」と思っていた。
じゃあ豚肉は食べてもいいのかというとそうでもなくて、
浄・不浄の観念が強いヒンドゥー教ではどこのゴミを漁って食べてるかも分からない豚を食べるのは汚らわしいという考え方もあるようだ。
そこまで難しく考えなくても動物のお肉への抵抗度合いは国によって全然違う。
日本の馬肉だって海外じゃ考えられないと思われてるし、逆にインド東部のナガランド州では犬肉が食べられていたりする。
話が逸れた。
インドでは豚肉を食べることは一般的ではないが、(クリスチャンを中心に)食べる人は食べる。
なのでポーク・ヴィンダルーでなくても豚肉をインド的に調理することも出来る。
作り方
ポーク・ペッパー・フライ(Pork Pepper Fry)
Ingredients
マリネ用
- 500 g 豚肩ロース
- 10 g にんにく
- 10 g しょうが
- 1 小さじ 塩
- 1 大さじ 油
- 1 大さじ レモン汁
マリネ用のパウダースパイス
- 2 小さじ コリアンダー
- ¼ 小さじ チリ
- ½ 小さじ ターメリック
- ½ 小さじ ブラックペッパー
- 1 大さじ 油
- 1 小さじ マスタードシード
- ½ 個 たまねぎ 薄くスライス
- 約10 枚 カレーリーフ
- 2 本 青唐辛子 爆発しないように縦に切れ目を入れる
Instructions
- 鍋にマリネ用の油を熱し、マリネ用のパウダースパイスと塩を加えて焦げないよう弱火で炒める。
- 香りが立ってきたら、にんにく・しょうがペーストを加えてにんにくの香りが飛ぶまで炒める。
- これぐらい水分が飛んだ状態まで焦げないように炒めるのが理想。マリネ用のマサラが完成。
- ボウルに豚肉を入れ、先程のマサラとレモン汁を加えて混ぜ合わせる。冷蔵庫で6時間から半日程度寝かせる。
- 鍋に油を熱し、マスタードシードを中火で炒める。
- マスタードシードがパチパチはじけてきたら弱火にして、カレーリーフと青唐辛子を加えて炒める。
- たまねぎを加えて、ほんのり色づくまで炒める。
- マリネした豚肉を加えて、中〜強火で炒める。焦げ目を付けるように炒め、なるべく動かさない。
- 豚肉から水分が出てきたら蓋をし、弱火で5分煮込んで完成。
完成
パウダースパイスをメインで使っているので香り的には穏やか。
豚肉の旨味は抜群に仕上がった。
元も子もないことを言うようだが、素材は最高なので変なことをしなければ絶対美味しく仕上がる。
ふるさと納税制度バンザイ。
今回の裏ポイントがこの滴る油!
特に女性は「👩うげーっっ!」かもしれないが過去に何度もお伝えしている通り、
インド料理において油は美徳である。
是非臆することなく使って欲しい。
何にでも使える調理法
冒頭でもお伝えしたとおり今回のレシピはどの食材にでも使える調理法で、豚肉を鶏肉にしてもインド料理然とした何かが出来上がる。
以前チキンペッパーフライをご紹介したが、それに近いものになるだろう。
チキンペッパーフライではホールスパイスを挽くところからスタートしたが、今回は時短目的もありパウダースパイスのみで調理した。
油でパウダースパイスを炒めたものをマサラとして使う方法は、最近某雑誌を参考にビリヤニを調理する時に使っている方法であり、今回のレシピにも転用してみた。
日本でもみそ汁の作り方が各家庭ごとに違うように、インドでも同じ料理でも色々な作り方が存在していて、今後もそのときの気分次第で調理方法も変わっていくだろう。
終わりに
最近レシピ紹介の際はビールのお供的なものに偏っている気がするが、仕方がない。
夏とはそういう季節だ🎐。
今日はこのへんで。
ではまた!
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