インド料理と油 〜胃もたれにサヨナラ〜

インドの食

どーも直行直帰の店主です。

私のプロフィールです。
適宜ご参照ください。


今日のテーマこれですズドン!

インド料理と油

もう切っても切り離せない。
初めてインド料理のレシピ本を見て、実際にチャレンジしようとした人は必ずこう思うハズ。

インド料理白帯さん

え!?こんなに油入れるの!?

直行直帰の店主

ええ!入れますともっ!

以前から申しておりますがインド料理において油は紛うことなき正義です。
積極的に摂取しましょう。

先日こんなことがあった。

渾身のニハリとロティ

最近ハマっている北インド料理。

自作のニハリとロティを夕飯で出した。


骨付きチキンからドバドバ出汁が出ているので滋味深くて好きな味だったけど妻の様子がおかしい。

私ちょっとコレ苦手かも…


普段は割とおいしいと言って食べてくれるので、こういうことを言うのは少し珍しい。
しかし不思議とあまり残念な気持ちはしなかった。

そりゃ無理ないよね。
だってこんなに油が浮いてるんだからw

見よこの油の海を

これは圧力鍋で煮込んだ後の状態。
ギーとサラダ油と鶏肉から出た油。

インドのニハリはこの状態で浮いた油をすくっておいて、
仕上げの段階で再投入する場合もある。

Hilal Hotek@デリー 出典:Zomato


This photo of Al Jawahar is courtesy of Tripadvisor

ネットの情報だと「インドでニハリを食べたら胃もたれした」なんてものも見るし、これだけ油が浮いてたら仕方ないのかもしれない。

直行直帰の店主

いや待てよ…そこで終わっていいんだろうか

ゴリゴリに油が浮いていても胃もたれしないインド料理が作れないか?

著者撮影

写真は福岡が誇るパキスタン料理のクラシック、マルハバのチキンカラヒ(左)
見たら分かるがまぁまぁ油が浮いとる。
見る人によっては拒否反応を起こすかもしれん。

しかし全く胃もたれしない。
むしろ食べた後は体がスッキリ軽やかになる感覚すらある。
その証拠にマルハバの客層は私が見る限り若年層よりむしろ40〜50代の方が多いように思える。

いくら美味でも胃もたれするような料理を多くの40代50代が食べにくるだろうか?

ということは油の量が多くても胃もたれしないインド料理は作れるという結論に達さざるを得ない。

どうやって作るのか?
おそらくこの2通りしかない。

  1. 油のを見直す
  2. 油の種類を見直す

油の量を見直す

いくらデリーのムグライ料理に寄せたいと言ってもやりすぎは禁物。
食べてくれる人を置き去りにすることは出来ん。

本場レベルでのガッツリ量は流石に厳しいかも。
しかし同心円状に油が浮いているぐらいの量は確保したいところ。
マルハバのように。

油の種類を見直す

今回作ったニハリの油はギーと安めのサラダ油と鶏の油の3種類。

ギーだけを使う方法もあるけど何せギーは高い。
原価が上がりすぎるので家庭使いだと特に難しい。
かといって安めのサラダ油は胃もたれ一直線だ。

何かいい油はないだろうかとディグっていると、こんな記事を発見。

「米油 胃もたれしない」で検索するとめちゃくちゃヒットする。
それだけ支持されとるんやろう。

マルハバやデリーのレストランで米油を使っているとは到底思えんが、個人的にはアリじゃないかと思っている。


米油を使ったことがないのでどんなクセのあるものなのかも分からんが、日本にある食材でインドの風を吹かそうとする挑戦はわりと好き。


そりゃインド味からは遠くなるかもしれんが、胃もたれさせないのが目的なのでここじゃ理想は二の次。
やはり食べてくれる方を置いてきぼりにすることは出来ない。

どの米油がいいか?

米油を使ったことがないのでオススメがあれば逆に教えてほしいぐらいだが、とりあえず楽天ふるさと納税で買ってみる。

年収400万でザックリ寄付額4万円くらいまでは実質2,000円負担なので実にコスパがいい。
うまくやればポイントも貯まるし、普段買わない食材を買ったり調理器具を買ったりと重宝している。


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見たところこのあたりがこめ油の王道だろうか。
オススメがあれば是非教えて下さい。

まとめ(終わりに)

今回の記事をザックリまとめると以下の通り。

  1. ニハリなどの北インド・ムグライ料理は
  2. 油がガッツリ浮いていて
  3. 食欲減退と胃もたれを引き起こす可能性があるので
  4. 米油を使ってみてどうなるか試してみよう!


人によっては「米油を使ったインド料理なんてフェイクだ!」と言われかねんが、
胃もたれを起こされるよりはよっぽどいい。

あとはコストとの兼ね合いかな。
良い油を使いすぎて皿の原価が上がるようなことはあまりしたくない。
敷居は常に少し低めに。

今日はこのへんで。
ではまた!



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この記事を書いた人

福岡の神出鬼没完全不定期間借りカレー店「直行直帰」の店主
かつてカップラーメンを料理と呼んでいた男が綴る日々のカレー・インド料理研究の記録、間借り出店情報、インドにまつわることを吐き出します。
実態はイエスマンになれない社会不適合なサラリーマン。

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