福岡の神出鬼没な間借りカレー店「直行直帰」の店主が
退屈な日々に少しの気付きと香り高い刺激をお届け🌶

カレーに必要な辛さはどれぐらいか?【直行直帰ができるまで②】

直行直帰ができるまで

どーも!直行直帰の店主です!

シリーズ「直行直帰ができるまで」の第二回ですね。

スパイス料理にハマった人は皆、色んな失敗を重ねています。
最近スパイスにハマった人、これから初めてみようかなと思ってる方に私の経験をお伝えすることで、「人に自分の料理を振る舞うこと」について考えるキッカケになれば嬉しいです。

段階① そこそこ美味しいカレーが作れるようになる

初めてのスパイスカレー作りに豪快に失敗した私。
悔しさから「絶対美味しいカレーを作ってやる!」と一年発起しました。
いわゆる日本的なカレーライスもちゃんと作ったことがないこの私が、なぜスパイスカレーに固執したのか、今でもよく分かりませんが…。
とにかく本格志向で行きたかったので、ネットでホールスパイスやパウダースパイスを買い漁りました。

そして1ヶ月も立たないうちに美味しいカレーが作れるようになりました。
そうです。意外と美味しいスパイスカレーって簡単に出来ちゃうんですよね。
ちょっとしたコツさえ押さえればすぐ美味しくなります。
全然難しくなんかないです。
(ではなぜすぐに飽きなかったのか、この辺もどこかでお話しますね。)

初めてのスパイスカレーから数ヶ月経ったある日、
勤務先の会社役員を、私を含む課の全員が手料理でおもてなしするというイベントを当時の課長が発案し、数週間後に実行されることになりました。
なんだか面倒くさいイベントではありますが、決まった以上しょうがない。
どうせやるなら、役員の好みに寄せるなどという愚行に走らず、
自分が人に食べてもらいたい皿を提供しようと思いました。

段階② 称賛

イベント当日に出すのは二皿
バターチキンカレーとポークビンダルーです。

みんな大好きバターチキンカレーはさておき、
ポークビンダルーて…。

簡単に説明しておきますと、ポークビンダルーというのはインドのゴア州が有名な豚を酢でマリネしたカレーです。
ゴアはポルトガルとの貿易拠点になっていた港があった影響で西洋文化が根付き、ヒンドゥー教のイメージが強いインドでは珍しく豚も食べます。
酸味と辛味が同居するなかなか強烈なカレーですが、そんなものを自分の会社役員にお見舞いしようとする私はなかなかのサラリーマン不適合者です。

バターチキンカレー
ポークビンダルー(Pork Vindaloo)

イベント当日の写真はなかったんですが、当時イベント用に練習で作ったものです。
仕上げと見た目はともかく、味はまずまず。

そして迎えたイベント当日、、、

女性役員
女性役員

あら♡ おいしい!

女性役員
女性役員

こんなカレーを出すお店が近くにあったら、
週2ぐらいで通いたいわ♡

こんな感じで大絶賛でした。

今振り返れば、私はこのとき気を良くして調子に乗っていたかもしれません。
そんなとき落とし穴は存在するものです。

段階③ 非難

それから半年と少し経って、今度は気の合う仲間内10数人の前で、自作の南インド料理を提供することになりました。
前回の成功に完全に気を良くしていた私、また喜んでもらえると確信に近いような自信がありました。

そして当日、味見した結果も悪くない。これはイケる!
しかし…

か、辛ッッ!!

もうね、皆この一言。
なかには滝汗を流しながら食べてるヤツもいて、苦行の様相を呈していました。

お、おいしかったよ・・・。

これが一番ツラかった(泣)
なんだか無理して食べさせてるような気がして、さっきまであった自信は全部すっ飛んでしまいました。

得られた教訓

慣れている人とそうでない人では、感じ方が全然違うことがあります。
今回の辛さなんかは典型的な例です。

実際、私は味見した段階でベストな辛さで全体のバランスも丁度いいと思っていましたが、
スパイスに馴染みがない人からすれば許容量を超えていたんです。

しかも私自身スパイスにハマる前まで、そこまで辛さに強いわけではなかったのに、
作って食べるを繰り返すうちに、知らずしらず辛味に強くなっていたというわけです。
このときの失敗は完全にそれが原因です。

自分ではベストだと思っていた皿が人に受け入れられないショックはなかなかのもんでしたが、
いくら出来が良くても人に食べてもらえなければ意味がないということをこのとき学びました。

自分のポリシーを守って多くの人に拒絶されるか、
少しだけポリシーを曲げてでも人に喜んでもらえる方を取るのか。
私にとっての答えは、もちろん後者です。

ととうzとうじとうじtとうじつとうじとうと

当日出した皿。(今見ると盛り付けもなかなかひどい…。)

ではまた!

この記事を書いた人
直行直帰の店主

福岡の神出鬼没完全不定期間借りカレー店「直行直帰」の店主
かつてカップラーメンを料理と呼んでいた男が綴る日々のカレー・インド料理研究の記録、間借り出店情報、インドにまつわることを吐き出します。
実態はイエスマンになれない社会不適合なサラリーマン。

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