福岡の神出鬼没な間借りカレー店「直行直帰」の店主が
退屈な日々に少しの気付きと香り高い刺激をお届け🌶

福岡で小さな間借りカレー店が始まる【直行直帰ができるまで⑤】

直行直帰ができるまで

どーも!直行直帰の店主です!

今日は直行直帰ができるまでの第5回。
このシリーズはこれで最終回です。

前回の記事はコチラ

間借りカレーの集客

出店が決まったものの、最初から大した集客は見込んでいませんでした。

筆者
筆者

インスタグラムで普段交流があるフォロワーさんが2〜3人と、

友人知人を招待して計10人来れば良い方かな…

こんな思いでした。

アプリでチラシを作成して、日付と場所を記載し、インスタに投稿。

このチラシがいかにもインド感満載で、とても気に入っています笑

インスタグラムに出店を告知

出店まで1ヶ月を切ったタイミングで、
インスタグラムに告知をアップ。

一応予約制にしていましたが、しばらく予約なんかこないだろうと、たかをくくっていたんです。

一時間程してふとケータイを見ると…

筆者<br><br><br>
筆者


予約8人ッッ!?

出典:ジョジョの奇妙な冒険第五部より


これにはマジでビビりました。

しかも予約いただいたのは、その大半がそれまでコメントやメッセージのやり取りもしたことがない方たちばかり…。

どこの誰かも分からない私が作る料理に興味を持ってもらったことがすごく嬉しかったと同時に、

変な皿は絶対に出せない

お金をもらうことに対してのプレッシャーを感じてもいました。

結局翌日の午前までに、当初来てもらえればいいなと思っていた10名すら上回り、
12名の方に予約をもらいました!

なんとありがたい(泣)

屋号の由来

直行直帰という屋号は、家族と一緒に考えました。
最初はインドっぽい名前にしたかったので、

・西インド会社
・ティプー・スルタン
・マイソール

などなど、
候補は色々ありましたが、すでに他で使われてたりして、なんか腑に落ちない。

そこで妻の鶴の一声

妻

サラリーマンっぽいのがいいんじゃない?


ふむふむ。
名は体を表すと言います。
普段は固めの会社勤めの私を表すにはいいかも知れません。

妻

報連相、有給消化、直行直帰…

出典:スラムダンク




ピーン💡ときました!

私が間借りインド料理店をやるからには、

気楽にやってきて、
何も気にせずガツガツ食べて、
気楽に帰る。

そんなお店にしたかった。

直行直帰という言葉が持つニュアンスは、筆者が体現したい雰囲気とかなりマッチしています。

屋号は直行直帰に決定です。

カレー屋っぽくないところも含めて、すごく気に入っています。

営業準備

料理の構成を考える

間借りカレーを出店するにあたって、一番時間をかけたのがこの部分です。

どういう皿(料理)を提供したいか、ということに一番重点を置きました。

まず全体的な方向性を定めたら、
次にメインになる料理を決め、
それを支える副菜を考える。
そしてそれらにあった食器類や備品を用意する

こんな流れです。

メインはすんなり決まりましたが、
副菜を考えることに時間がかかりましたね。
ミールスもそうですが、複数種のカレーを提供するとき、
一番大事なのは間違いなくバランスです。

一つの皿の中に色んな味を持たせることで、その中にバランスが生まれます。
そしてそれをどう調和させるのか。
それが作り手にとって最も難しいことであると同時に、醍醐味でもあります。

試作その① Aviyal
試作その② 大根のウールガイ
試作その③ かぼちゃのクートゥとPork vindaloo


試作を重ねて、なんとか当日提供する皿の構成が決まったのが一週間前。

出店日はクリスマス直前だったので、
願いをサンタ🎅に託し、前日にメニューを告知しました。



出店日はいよいよ明日。

仕込みも泣きたいぐらいトラブル続きでしたが、なんとか乗り越えて当日を迎えます。

出店当日

当日はお客さんが入る一時間前に入って準備をはじめました。

米を炊飯器にセットし、カレーの仕上げ、席のセッティングと
事前のイメトレの成果もあり、割と順調にすすみます。

あっという間に時間は過ぎ、初めてのお客様が入店

お客様の反応は?

筆者
筆者

 こんにちはー!

いくら料理が不評だったとしても、お客さんとの対話だけは大切にすると決めていました。

無口な印象を与えたくなかったし、せっかく来ていただいた方とコミュニケーションを取りたかったんです。

そしてとうとう1組目のお客さんに皿を出します。

筆者
筆者

はい、どうぞー!



ドキドキ…

顔は笑ってますけど内心汗だくです。

反応がビミョーだったらどうしよう…。

一組目のお客さん全員に皿を出し終わったあとで、
恐る恐る感想を聞いてみました。


お客さん
お客さん

メッチャおいしいですっ!



出典:スラムダンク

平静を装っていましたけど、
この瞬間緊張から一気に解き放たれました。

初めての間借りで、アレコレ考えて少しブルーになってた時期もありましたけど、
この一言で全部報われましたね。
いやー、ほんとに良かった。
嬉しいし、ホッとしました。

今後の展望

一人でアタフタしながらも、なんとか12名のお客様に皿を提供し、
気分も上々に後片付けを済ませて帰宅。

お礼も兼ねてインスタでメッセージをと思い、ケータイを開いて見ると、
来ていただいた方が皆インスタに私の皿を上げてくださっている!

当日提供した皿


そして何よりも嬉しかったのが、

皆様が次回に期待してくださっていたこと!

そして、場所をかして下さったオーナーも、

オーナー
オーナー

次回も使って良いですよ!

こんなに作り手冥利に尽きることはありません。

サラリーマンで会社勤めをしていると、普段の仕事に感謝されることもなかなかありませんし、
自分が本当に人の役に立っているのか分からなくなることが多々あります。

しかしこうやって対人で笑顔や感謝の言葉に触れられる経験は、
私にとって本当に貴重でかけがえのないものです。

リモートワークやビデオ会議が主流になりつつある昨今、
直に人と対面する仕事の重要性がますます高まっていくと感じています。

直行直帰に足を運んでくださったお客さん同士が、好きなカレーの話で盛り上がっているのを見て、本当に嬉しかった。

これからも、
皆さんが気楽にやってきて、
何も気にせずガツガツ食べて、
人との会話を楽しんで、
美味しかったと気楽に帰る。

直行直帰はそんな場所でありたいです。


ではまたっ!

この記事を書いた人
直行直帰の店主

福岡の神出鬼没完全不定期間借りカレー店「直行直帰」の店主
かつてカップラーメンを料理と呼んでいた男が綴る日々のカレー・インド料理研究の記録、間借り出店情報、インドにまつわることを吐き出します。
実態はイエスマンになれない社会不適合なサラリーマン。

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