どーも直行直帰の店主です。
私のプロフィールです。
適宜ご参照ください。
前回の記事からの続きです。
イベント出店が決定したワナッカム✕直行直帰。
各々で試作したカレーを持ち寄って、合わせてみることに。
実はプロに自分のカレーを食べてもらうのは初めてだった…
試食会の日が決まってからというもの、
実はすごーく緊張していた。
なにせ本業の方に自分のカレーを食べてもらうのが初めてだったから。
作り手側から意見を聞くこともあまりないので、
美味しくない😅なんてなった日にゃあコラボそのものが破綻しかねん。
勘の良い方はすでにお気付きの通り、
ワナッカムの砥綿さんは私のカレーを実際に食べる前に
「コラボOK👍」と言ってくださったのだ。
なんと懐の深い方(泣)
直行直帰の西インドのカレーを軸にコラボカレーを選定
試食会の当日砥綿さんが用意してくださったカレーは4種類
① マトンチェティナード(ノンベジ)
砥綿さんが推すタミル・ナードゥ州の料理。
チェティナード料理と言えば使用するスパイスの量がとにかく多いのが特徴。
南インド料理のレシピ本を見てもスパイスは基本が小さじでの計量なのに対し、
チェティナード料理だけは大さじが基本になっている。
食べる前から香り華やかだけど、口に含んでみるとさらにスパイスの香りがブワッと広がる。
香りの濃厚さという面でチェティナード料理はインドで一番。
スパイスを大量に使ったからといって必ずしも香りの強さが増すというようなことはないが、
砥綿さんのマトンチェティナードは濃厚な香りでありながら全体がまとまっていて、
食べにくさも、マトン特有の臭みもない。
特にインド料理好きには必ず食べていただきたい。
サンバル(ノンベジ①)
この日は試食用に3種のベジ料理を出していただいた。
1つ目はワナッカムの通常営業でもお馴染みのサンバル。
当ブログでも何度も登場しているザ・南インドというべき料理。
南インド版味噌汁というだけあって、
砥綿さんのサンバルはワナッカムの味そのもののように思える。
筆者はワナッカムに来てこれを食べる度に安心感すら感じる。
やっぱこれだね!という感覚。
カーラコランプ(ノンベジ②)
遡ればワナッカム実店舗オープン前から提供していた料理らしい。(下記リンク参照)
カーラというのはスパイシーという意味らしく、辛味と酸味がキリッと引き立ったベジ料理だった。
筆者のレパートリーの場合、ベジ料理は豆を使うものがほとんどだけど、
このレシピは豆を使っていないらしい。
それでもこんなに食べごたえがあるのだから、インドの菜食主義者の智慧には毎度驚かされる。
カーラコランプ単体としてはもちろん凄く美味しいけど、
コラボカレーとして見たときには酸味がやや強すぎるか…。
ベジクートゥ(ノンベジ③)
クートゥは豆と野菜を煮込んだ南インドベジを代表する料理で、その種類は様々。
今回はヒンドゥー教でのカースト最高峰、バラモンの間で食べられるハレの日仕様のクートゥをいただく。(相変わらず写真は取り忘れた。)
さつまいもなど秋の野菜を使ったクートゥで、旬を感じられるカレーだった。
前述のカーラコランプと比較すると穏やかな味わいで、ポークヴィンダルーと合わせると考えたとき、こちらの方が確実に相性は良さそうだ。
ということでワナッカムのベジ料理はベジタブルクートゥに決定。
イベント当日のメニュー構成
試食会を経て選ばれたメニューは上記の通り。
今回はワナッカムのメニューのみの紹介になったが、
直行直帰のメニューについても少し触れておく。
カティミティダール
別名グジャラティダルと言われる、グジャラート州を代表するベジ料理。
カティ(Khatti)は甘い、ミティ(Meethi)は酸っぱいという意味で、
甘みと酸味が同居する不思議な味を是非味わっていただきたい。
本場のグジャラート料理は好き嫌いが分かれるほど激しく甘いらしいが、
直行直帰仕様はほんのり甘さを感じるように仕上げてある。
九州ではおそらくこのイベントでしか食べられないと思われる。
この機会に是非。
まさかの3店舗ポークヴィンダルーかぶり
前回の記事でも書いたとおり、他店との食材かぶりを防ぐために豚肉を選んだ結果、
直行直帰を含む3店舗がポークヴィンダルーを提供するという事実が発覚。
これにはマジで焦った。
2店舗ならまだしも3店舗かぶるとは。
考えることは皆同じなのかもしれん。
ポークヴィンダルーは知名度もあるし。
3店舗もかぶっているので逆に食べ比べてみるのも面白そうだ。
むしろ私がそうしたい。
(他人が作ったポークヴィンダルーを食べたことがない)
イベント当日をお楽しみに
一つ言い忘れたが、イベントではこれらのカレーにワダ(ワナッカム)とグジャラート仕様の人参のアチャール(直行直帰)が付いてくるというなんとも贅沢なプレートを提供する。
今日から仕込みも佳境に入り、あとは当日たくさんの方にお会いできることを楽しみにしている。
それでは皆様イベントで会いましょう!
ではまた!
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