【前篇】鳥飼八幡宮カレーフェスに向けて

スパイシーライフ

どーも直行直帰の店主です。

私のプロフィールです。
適宜ご参照ください。


インスタグラムでは告知をしておりましたが、
2021年10月22日〜24日に鳥飼八幡宮にて開催される
カレーフェスティバルに直行直帰が出店することになりました。

直行直帰、カレーイベントに出店するの巻


今回は他店とのコラボでの出店となりまして、
なんとあの南インド料理の名店、
ワナッカムさんとのコラボになります。

大規模なカレーイベントに出店したことなどもちろんないため、
イベントへの出店経験豊富なワナッカムの店主、
砥綿さんにコラボをお願いしたところ快諾してくださいました。

店の知名度に差があり過ぎるので、
正直断られても仕方ないと思いつつ、
ダメ元でお願いしたのですが、
いやー、言ってみるものです。

福岡のスパイス料理の名店が集う中、ぽつんと直行直帰

ワナッカムはもちろん知ってるけど…
直行直帰って何なの?
カレー屋なの?


こう思う方がゴマンといらっしゃったことでしょう。
私もそう思いますw

間借り営業も数えるほどしかこなしていない直行直帰が、
ナゼ出店に漕ぎつけることが出来たのか?

これはイベントスタッフとして、
九州カレー同盟有志の方々がいらっしゃるのがとても大きいです。
スパイス料理に対してのアンテナが高すぎて、
直行直帰の初回間借り営業のときから発見されていたのです。

恐るべしカレー愛…。
恐るべしスパイスネットワーク…。

せっかく出店させていただけるので、
このイベントだけでしか味わえない
一期一会の皿を提供することをお約束します。

それにしても今回のカレーフェス出店メンツ内で、
直行直帰の知名度の無さは群を抜いています笑
自分で言うのもナンですが…。

分かりやすい数字を使うと、今回バダピリラさんとコラボ出店される
キャンチョメ102さんのインスタグラムフォロワー数。

その数6,277(2021年10月15日時点)

直行直帰のインスタグラムフォロワー数は
602なのでなんと10倍超。

普段なら体に負担のかかる10倍界王拳を使っても同じ土俵にも上がれませんが、
そんなものを無視して一日だけ横並びになれるのがイベントの魔力です。

とにかく今回のイベントを通じて、
一人でも多くの方に直行直帰のことを
知っていただきたいと願うばかりです。

イベントでのメニューは…

Embed from Getty Images

せっかくのコラボ営業なので、
両店がノンベジ(肉あり)とベジ(肉なし)のメニューを一品ずつ作り、
それらをあいがけにして提供
することに決定。

私もワナッカムの砥綿さんも南インド料理が好きなので、
当初は南インドのあいがけカレーを出そうという話でした。

しかし、使用するお肉(鶏、牛など)が他店とカブるのを嫌った私には、
ハナからチキンを使うという選択肢がありませんでした。

そうなるとインド料理で使えるのはマトン、牛、豚…。
マトンはワナッカムさんのメニューに組み込まれる予定だったため早々に消えました。

残るは牛と豚。
しかしインド料理で牛と豚のレパートリーってめちゃめちゃ少ないんですよね。
これはヒンドゥー教において牛は神聖な動物であり、
豚は不浄な生き物と考えられていることに起因します。

クリスチャンの多いインド最南部のケララ州では
牛や豚のメニューもありますが、
イベントで提供するには不向きなためそれも選択肢から消しました。

そうなると南インド料理という選択肢が消えます。

うーむどうしよう。
東インド料理は同じくイベントに出店される
スパイスファクトリーさんの専門領域だし、
北インド料理は基本的にチャパティやナンなどの
ブレッド類と一緒に食べるもんだしなあ…。

(実はパロッタを提供することも選択肢の一つではありましたが、
十分な数が提供できない可能性が高く早々に断念しました。)

残るは西インド料理…。
うーむ、西ねぇ。
(地図を眺めながら)



直行直帰の店主

あ、ポークビンダルーがあるやん。



インド西部の港町、ゴア州が起源のポークヴィンダルー。
ゴアは16世紀にポルトガルに支配された歴史があり、
インドでは非常に珍しい豚肉を使ったカレーがあります。

豚肉をスパイスとお酢でマリネするという
インドでもちょっと変わったノンベジ料理です。

豚肉というのも他店とカブらなさそうだし、
ノンベジのカレーはポークヴィンダルー🐷に決定です。

あとはベジ料理。
せっかくなら西インド括りにしたいのですが、
なんせ私の西インド料理のレパートリーが少ない。

グジャラート州の甘いダールカティミティダール


1週間ほどネットサーフィンや書籍等で西インド料理の勉強をし、
たどり着いたのがグジャラート州のカティミティダール(khatti meethi dal)です。

このダールは別名グジャラティ・ダールと呼ばれるぐらい州を代表するダールで、
その特徴は甘さにあります。
(人によっては甘すぎて無理っていうぐらい甘いらしい。)

私はインドに行ったこともなければ
福岡に西インド料理を出す店もありませんので
当然カティミティダールを食べたことはありません。

しかしこのレシピを見たとき、
面白うそうだなと思ったと同時に、
直感で美味しくできそうと思ったのです。

材料を揃えてポークヴィンダルーと共に早速試作。

結果、

手応えあり

酸味と甘さが共存した、
なんとも不思議な味です。

これは是非食べてもらいたい。
皆さん食べたことのない味のハズ。

西インド料理を用意してコラボ試食会へ

両店の料理を合わせて食べてみようということになり、
イベント本番一週間前に試食会を開催。

その詳細は…
といきたいところですが、
長くなってきたので詳細は次回に続くです。



ではまた!



インド料理ランキング
↑応援お願いします!

この記事を書いた人

福岡の神出鬼没完全不定期間借りカレー店「直行直帰」の店主
かつてカップラーメンを料理と呼んでいた男が綴る日々のカレー・インド料理研究の記録、間借り出店情報、インドにまつわることを吐き出します。
実態はイエスマンになれない社会不適合なサラリーマン。

直行直帰の店主をフォローする
スパイシーライフ
スポンサーリンク
直行直帰の店主をフォローする
直行直帰.com

コメント