どーも直行直帰の店主です。
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適宜ご参照ください。
インドカレーに使われているスパイスは、
漢方薬として使われているものも多く、
健康への効果が期待出来るものも多くあります。
しかし!御存知の通り漢方薬は薬として扱われるように、
当然その副作用が出てしまうこともありえます。
薬や食品になら何でも言えることですが、
スパイスも過度な摂取は禁物です!
レシピ通りに料理に加える程度であれば基本的に問題ありませんが、
ここであらためて適度な付き合い方を考えていきましょう。
過度な摂取は危険!健康に期待できる効果を過信してはいけない!
冒頭でも申し上げましたが、スパイスには生薬として使われているものも多く、健康への効果が期待できることも事実です。
スパイスは古代インドのアーユルヴェーダ医学においても「誰もがスパイスが良いということはない」とする個体差の理論にしたがって処方が進められました。
また「薬食同源」の考え方から、使い方によっては副作用が出ることがあるとも考えられています。
体質に合わないスパイスを摂取して腹痛や膀胱炎を起こす場合もありますし、
摂取量を間違えると幻覚作用などメンタルに影響を及ぼすものもあります。(後述します)
スパイスのもつ力を過信せず、適度な摂取を心がけましょう。
薬の効き方に影響する場合も!?
生姜、コショウ、シナモンなどの成分であるクマリン物質が体内の肝臓や胃腸にある薬物代謝酵素系(CYP酵素系)の活性を変えることで、薬の生物学的利用性に影響することが知られています。
それによって、スパイスを取りすぎると薬の効き方が違ってくる場合があります。
妊娠中の方は特にご注意
スパイスやハーブの生理活性作用の中には血流や子宮収縮を促すものもあるため、
妊娠中は摂取を控える、または量を調整するなどのコントロールが必要です。
特に下記のスパイスは子宮収縮作用があるので注意してください。
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特にお店のカレーとなると特徴を出すために
特定のスパイスを多く使っている場合もあり注意が必要です!
スパイスがアレルギーの原因に!?
吐き気や腹痛などの症状を起こすこともあります。
そば、卵、甲殻類などと同じようにスパイスにもアレルギーが存在するからです。
唐辛子を食べることで起こるアレルギー症状は主に3つあると言います。
1.口内炎 2.皮膚の炎症 3.胃痛
特に摂取に気をつけたいスパイス3選
レッドチリ(唐辛子)
胃の働きを活発化させる作用があり、辛味成分による刺激が強すぎると胃の粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。
また唐辛子に含まれるカプサイシンという成分が腸のぜん動運動を促進し、腹痛・下痢を引き起こす場合があります。
一説によると人は辛味成分を継続して摂取すると、脳から快楽物質が分泌される影響で、辛さに慣れてしまうそうです。
そうすることでより強い辛味を求めるようになります。
これには私自身の経験から思い当たる節があります。
農林水産省によるとカプサイシンの過剰摂取により、流涙症や鼻液漏、排尿障害、胃食道逆流症などの症状が出る場合があります。
シナモン(カシア)
出典:アメーバブログ
肝臓に有害なクマリンという化学物質を含んでいます。
一日あたりの摂取量は0.6〜3グラムが適量と言われており、それ以上摂取すると肝臓機能障害を起こす可能性もあります。
クマリンを多く含むのはインドカレーによく使われるカシアシナモンで、
お菓子やチャイに使われるセイロンシナモンに含まれるクマリンは中国産のカシアシナモンに対しておよそ1/40だそうです。
気になる方はセイロンシナモンを使っても良いでしょう。
ナツメグ
一番危険なのがナツメグです。
北インド料理のニハリに使うマサラにはスパイスとして入っています。
大量摂取すると動悸、顔面紅潮、吐き気などを催し、
幻覚や不安感などの精神障害の症状が出る場合もあります。
昔は堕胎薬として使われていたとか。
5グラム以上の摂取は危険とされ、
10グラム以上が致死量とされています。
料理に使用する場合はくれぐれも注意が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
万能薬とも思えるスパイスですが、
効果を過信し過度に摂取すると健康を害す可能性があります。
副作用やアレルギーが出ることを知った上で、
適度なスパイスチャージを心がけましょう!
ではまたっ!
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