どーも!直行直帰の店主です。
今日は間借りカレー店を出店したい方向けの記事です。
間借りカレーを始めたいけど、
具体的にどうすればいいか分からない…
こんな疑問にお答えします。
今日は事前準備編です。
まず貸してくれるお店を探そう!
そんな人は一旦落ち着いて下さい。
その前にやるべきことがあります。
私自身の実例を踏まえて紹介することで、
間借りカレーを出店するまでの具体的なイメージが持てると思います。
👨こんな方を対象としています👩
・間借りカレーをやってみたいけど、まずは小さく始めたい方
・準備から出店当日まで全て一人でこなす予定の方
事前準備
まずは食品衛生責任者講習を受講
まずは店を探し…となりそうですが、その前に必ずやっておくべきことです。
食品を扱う営業を行う場合、店舗ごとに必ず一人は食品衛生責任者を置かなければなりません。
その役割はざっくりいえば法令を遵守して、
食中毒などの食品衛生事故防止につとめることです。
詳しくは下記リンクもご参照ください。
食品営業はじめてナビ
(出典:東京都福祉保健局)
仮に間借り営業で提供したカレーが原因で食中毒が起きた場合、あなたが借りた店舗に保健所の立入検査が入り、営業停止処分を受けてしまいます。
間借り営業は貸す側にとってリスクがある営業形態です。
借りたお店に損失のないよう、しっかり講習を受講し、法令遵守と食品衛生事故の防止に努めましょう。
食品衛生責任者講習は各市町村の食品衛生協会が開催しています。
受講料金は一万円程度です。
売上と費用の概算
お店を探すまえにやるべきことの2つ目が収支の概算です。
期待できる売上と、それにかかる費用をなんとなく計算しておきます。
事細かに計算する必要はありません。
頭の中でざっくり考える程度で大丈夫です。
売上と費用を分けると下記の通りになります。
全て見込みでけっこうです。
- 売上 = 客数 × 客単価
- 費用 = 材料費 + 備品費
一つずつみていきましょう。
売上
客数
これはあなたが呼べる友人・知人の数と思って下さい。
初めて間借りカレーを出店する方の多くは、
SNSでの集客がメインになると思いますが、何人のお客さんが呼べるかは、
場所と日時を決めて正式に告知をしてみないと分かりません。
客数が不透明である以上、集客出来なかった場合に来てくれそうな友人・知人の数を見込み客数とした方が無難です。
客単価
あなたが考える、当日提供するメニューの単価です。
はじめはメニュー1種類とすることをオススメします。
何がどれだけ出るかも予測できない状態で複数のメニューを用意すると、
当日のオペレーションがかなり大変になります。
例えば告知する際に、
「メニューはスペシャルカレープレート(ドリンク付)1種類のみ!」 1,000円
という風にすると良いでしょう。
この場合は1,000円が客単価になります。
費用
材料費
普段のカレー作りから、一皿あたりいくら原価がかかっているか、なんとなく計算しておきましょう。
備品費
鍋、皿、調理道具など、全ての備品を間借りする店舗で貸してもらえるのなら不要な費用です。
しかしこの時点では分からないと思いますから。ザックリ2,000円程度を見積もっておいてください。
売上 − 費用 = 間借り賃料 + あなたの利益
なぜ最初にざっくり費用を計算するかというと、
売上の中から間借りの賃料に回せる費用を計算するためです。
これをやっておかないと、
ちゃんと計算してみたら、
ガッツリ赤字やん…?
こんなことになりかねません。
ここまで来るとほとんどの方があることに気づいていると思います。
今日のまとめ
利益はほとんど残らない
そう、これが現実です。
せいぜい帰りに食べるラーメン🍜代ぐらいしか残りません。
赤字にならなきゃ大成功!
これぐらいの気持ちで望んだ方が良いでしょう。
普段から出店を意識する
「まだ何も決まってないから」といってテキトーにカレーを作っているのと、
ある程度出店を意識してカレー作りに取り組むのでは結果に大きな違いが出ます。
最たる例がレシピです。
筆者は出店が決まるまでカレーを作るときは材料やスパイスはほとんど目分量で投入していましたが、
それでは味の再現性が保てないことに気づきました。
もっと早く意識していれば、更においしい皿を提供できていたかもしれません。
次はお店探し編です。
ではまたっ!
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