【メニュー公開!】父が初めて娘にインド弁当を作った日

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保育園は月に1回のお弁当の日

娘(1歳11ヶ月)が通っている保育園では毎月一回「お弁当の日」なるものがあり、
その日だけは我が家のような共働き世帯であろうと弁当作りを余儀なくされる。

最初の方は「お弁当作る暇があったら保育園に預けてないわ!」と愚痴りながら妻がお弁当を作っていたのだが、数ヶ月経過すると考え方が変わった。

直行直帰の店主

これは食育にちょうど良いかも…


つまり月に1回のお弁当の日を、インド料理やスパイスをしっかり食す機会にしてもらおうという考え方。
日々の食事づくりは帰宅の早い妻が主に担当しているため、普段娘にインド料理やスパイスに触れさせる機会はそんなに多くない。
(補足しておくと私が娘にスパイスを与えようとすることを、妻はあまり良く思っていないw)

そう考えていると不思議なもので煩わしいと思っていたお弁当の日も少し楽しみになってきた。
8月13日はお盆で給食が出ないので、この日の弁当作りを私が担当することになった。

子供のうちからスパイスは与えてもいい!

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少し話が脇道に逸れるが、以前の記事でも述べた通り我が家は子供にスパイスは与えてもいいというスタンス
子供の反応を見ながら少量ずつ与えることについては全く問題ないと考えている。

そもそもが自然由来のものなのに、スパイス全般刺激物だからと決めつけて避けるのは違う。
確かに中には刺激物もあるので当然それらには注意するが、それよりも化学調味料まみれのお菓子のほうがよっぽど怖い。

作ったお弁当

ざーん!
実際に作った弁当がコレ。

一見唐揚げと卵焼きとご飯という普通のお弁当に見えるが、
随所にインド料理のエッセンスが散りばめられているのだ!

なお今回はチリなどの辛味成分は加えておらず、
ブラックペッパーなどの刺激物もごく少量にとどめた。
(ブラックペッパーも以前娘にホールスパイスを砕いたものを少し与えたところ、拒否感を示したため)

メニュー① チキン65

インドで唐揚げといえばチキン65で異論はないだろう。

スパイスを揉み込んだチキンに卵をくぐらせ小麦粉をまぶし、高温の油でサクッと揚げる。
そしてクミンやカレーリーフでテンパリングした油でソースと絡ませるというビールのお供に最適なインド料理だ。

メニュー② マサラオムレツ

ブログ開設して間もない頃に紹介したインド料理。

刻んだ玉ねぎ・トマト・パクチーをボウルに入れ卵を加えて混ぜる。
油をひいたフライパンで焼く。以上。
とってもカンタンでありながら、しっかりインドな料理で個人的にはお気に入りのメニュー。

熱帯で冷蔵保存も近年まで発達していなかったインドでは、しっかり火を通したオムレツが基本。
夏だしお腹を壊してもいけないので私もしっかり火を通した

当然ながら甘い卵焼きかしょっぱい卵焼きかという選択肢もなく、
味付けは少量の塩のみ。
パウダースパイスも基本的には加えないが、私はごく少量のヒングを加える。

通称「悪魔の糞」とも言われるような強烈な香りで知られるスパイスだが、熱すると香りに奥行きを与えてくれる。

2歳を前にしてヒングデビューはちと早いかとも思ったが、熱したあとは大した刺激のある香りでもないし、まあ大丈夫だろうという判断。

メニュー③ 普通のご飯 と思いきや…

一見普通のごはんに鮭フレーク(娘の好物)がのっているだけと思いきや、ひと手間加えてある。
画像をよく見てもらえれば分かるが、実はこれバスマティライスと日本米のハーフ・アンド・ハーフになっているのだ。

さらに言うなればバスマティライスはビリヤニのグレイビー非接触部分だ!

見た目は普通のバスマティライスでもスパイスやハーブの香りはしっかりと付いているので、まぎれもなくビリヤニの一部分。
香りが強すぎると食べない可能性もあると思われたので、今回は日本米と1:1で混ぜたものをお弁当に入れた。

メニュー構成は以上の3種類。
果たしてちゃんと食べてくれるかな…(ドキドキ)

娘、インド弁当完食

帰宅してお弁当箱を開けてみるとキレイに完食していた!

さすがは我が娘。食欲旺盛だ。
(好物メニューだと給食をおかわりすることもあるらしいw)
少食に悩む親御さんも多い中、我が家は恵まれていると言える。
とにもかくにも娘に感謝。

それにしても今まで自分用の弁当など一度も作ったことがない私が、
娘のためにお弁当を作るとは自分でも信じがたい話。
これからも趣向をこらして食育をすすめていきたい。
(次はダルをお弁当に入れようかな。)


最後になるがマサラオムレツ以外は前日の残り物の詰め合わせで、
本記事の文字数の割には手がかかっていないというのはここだけの話。

今日はこのへんで。
ではまた!



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この記事を書いた人

福岡の神出鬼没完全不定期間借りカレー店「直行直帰」の店主
かつてカップラーメンを料理と呼んでいた男が綴る日々のカレー・インド料理研究の記録、間借り出店情報、インドにまつわることを吐き出します。
実態はイエスマンになれない社会不適合なサラリーマン。

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