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ビリヤニ大澤がササーッと500万集める
5月14日22時現在開始から2日と経たずに目標金額の500万円を軽く達成。
(支援者数428人、支援総額5,584,000円)
マジですげぇ。
この大澤さんのビリヤニで一点突破しようという気合と気概もすげぇが金の集まり方がもっとすげぇ。
一日足らずで500万集める。
もともとの知名度がないとここまでサッと金は集まらんので、東京じゃ名の知れた人やったんやろう。
これからカレー・インド料理店を出店したいという人にとっては希望の光になるかもしれんので、思うところをササーッと書きました。
ストーリー性があるものに人は惹かれやすい
事実は小説より奇なりという言葉があるように人の生い立ちや過程には必ずストーリーがある。
この大澤さんのストーリーも興味深い。
- インドでビリヤニに出会い熱烈にハマる。
- 日本に帰国後、ビリヤニパーティーを主催。
- 間借り形態でビリヤニ専門店を立ち上げる。
- ビリヤニシェアハウスを開いて月に273人集める
- コロナ渦で人が集められなくなりビリヤニも作れなくなる。
- 鬱になって無職になる。家に引きこもる。
- 愛犬の手術代を稼ぐため再びビリヤニ道へ。
- 自分にはビリヤニしかないと確信。出店を決意。
絶頂期とどん底を経験した大澤さんのストーリー。
料理にはその人の色が出ると思っているので、大澤さんのビリヤニにも興味がある。
東京に行ったときに行ってみたい店がまた一つ増えた。
ちなみに炊きたてを食べさせたいという大澤さんのポリシーから来店時には予約が必要らしい。
クラウドファンディングは飲食店開業時に資金調達の王道になり得るか
しかし私が一番興味を持ったのはクラウドファンディングという方法そのもの。
サッと500万集まるんなら銀行に金借りに行くより良いんじゃない?
こう思う人が増えても不思議じゃない。
けど実際はそうでもない。
まず金利が全然違う。
bamp.mediaによるとクラウドファンディング大手キャンプファイヤーの手数料は12%+決済手数料5%で計17%
日本政策金融公庫などの公的銀行だと利率は1〜3%ってところ。
それと比べるとかなり高いように見えるが…。
いや、単純比較は出来ない。
思いつく限りで銀行とクラウドファンディング(飲食店を開業する場合)のメリット・デメリットの比較をしてみた。
項目 | クラウドファンディング | 公的銀行 |
金利 | 10%超 | 1〜3% |
難易度 | 知名度やストーリーに依る | 景気動向に左右される 実績重視 |
返済 | リターン(返礼品) 元本を返す必要はない | 月々 |
手続き | ネットでちょちょいと | 各種書類提出など |
宣伝効果 | 資金調達と同時に 新規出店のPRが可能 | なし |
公的銀行の低金利を超える魅力を返済や宣伝効果の面で見出すことが出来ればクラウドファンディングは超有用な資金調達先になるというのが個人的な見解。
だがこんなニュースも目にした。
ファンドに金が集まれば手数料が下がるのはどこの世界でも同じことで、クラウドファンディング先進国のアメリカでは大手で手数料が8〜10%。
このままクラウドファンディングが浸透していけば手数料が下がっていくのは間違いないやろう。
リターンとしてお食事券を付ければ開業前に売上が上がる
ここが一番個人的に沸いたところであり、勉強になったところ。
なんとビリヤニ大澤さんのクラウドファンディングには出資のリターンとしてお食事券が付く。
1万円出資して1万千円のお食事券がもらえる。
これはかなり双方に得がある。
客側の利点は言わずもがなで、
店側からしても店を開業する前に先行して売上を上げたも同義であり、キャッシュフローの観点からもかなりデカい。
「👩利益の先食いでしょ?」と思うかもしれんがビジネスじゃ不況時のキャッシュ(現金)確保はマジで鉄則。
そもそも企業や会社が潰れる原因は業績が悪いことによる赤字が原因ではく、それによるキャッシュ不足。
逆に赤字でもキャッシュがあれば会社は存続出来るし、黒字でもキャッシュがなければ潰れる。
ビリヤニ大澤さんの集めた資金用途も運転資金の確保とあるし、飲食店の運転資金確保の方法としてクラウドファンディングは最適解の一つかも。
実際この1万円の1万千円分お食事券がリターンとして一番人気やった。
ただしある程度の知名度と支持者は必須
ここまでツラツラと書き連ねたがある程度の知名度と支持者は必須。
そうせんとあそこまでササーッと500万も集まらん。
間借りカレーで小さくスタートして、SNSや口コミで徐々にファンを増やし、クラウドファンディングで運転資金を募るというのは今後のトレンドになるかもしれん。
まとめ
今日はこのへんで。
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