どーも直行直帰の店主です。
私のプロフィールです。
適宜ご参照ください。
今日はお店の紹介。
前回のユスフザイに続いて2店目。
お店の毛色は全く違う。
Curry & Cafe アフターグロウ
今日のお店はアフターグロウ
福岡のカレー界隈では知らぬ人はいないほどの名店。
実は今回初訪店だった。
「👩👨アフターグロウも行ったことないのに間借りカレーやってんの?」って言われても仕方のないレヴェルで知る人ぞ知る名店。
凡庸なレビューなど語りつくされているので今更私がどうこうという話でもないが、あえて書いておきたい。
それぐらい美味しかったし、また来たいと思えた。
なぜ今までアフターグロウに行かなかったのか?
理由は大きく2つある。
行列が苦手
アフターグロウは常に行列が出来るほどの超人気店。
知人から聞いた話だが、「台風接近中の荒天でも傘をさして数人並んでいた」程。
筆者は並ぶのが超絶苦手で、行こうとしていた飲食店に行列が出来ていようもんなら「ラーメン食いに行こう」とすぐ言っちゃうタイプ。
平日とは言え並ばずに入店し、あまり待たずに皿にありつけたのは幸運と言えるかもしれない。
並ぶのが苦手な方は平日の昼過ぎ(私が店に到着したのは金曜日の13時前)を狙ったほうが良さそう。
あえて人気や王道を外したいあまのじゃく
昔から王道をあえて外したいあまのじゃく人間な私。
ドラゴンボールだったら悟空よりもピッコロが好きだし、
ジョジョなら承太郎よりディオが好きだ。
あまりに人気すぎて足が遠のいていた。
アフターグロウは私の中で完全に承太郎だった。
行き詰まったときは店に行きたくなる
普段はインド料理店やカレー屋にあまり行くわけではない。
月イチ行けば良いかなってぐらい。
インド料理やカレーは食べるより作る方が好きってのもあるかもしれない。
だけど最近は料理にスゴく行き詰まっていて、自信を持ってコレ!ってものが作れずにいて、そういうときはお店に行きたくなる。
行けば必ず何かしらのヒントがあるし、何よりも創作意欲を刺激してくれる。
アフターグロウがある場所は福岡でもハイクラスな街
地下鉄唐人町駅の5番出口を出て店までは歩いて15分程。
アフターグロウがある大濠と言われるエリアは福岡でも有数のお金持ちが住む街として知られている。
お店のすぐ近くには大濠公園という福岡市民の憩いの場があり、近辺には何かとゴツい家やマンションが散見される。
そんな土地に店を構えることになった経緯も興味深い。
行列回避思考のせいか店へ向かう足取りが早い。
道中歩道の真ん中を仕事の昼休み中と思われる男女が4名ほど楽しそうに歩いていた。
この人達もアフターグロウかな…
こう思うと無意識に歩くスピードが上がり、気づくと男女4名をオーバーテイク。
そしていざ店の前に着いた。
誰も並んでいないだと!?
事前情報で並ぶことを完全に覚悟していて、本でも読んで気長に待とうと思っていただけにこれはラッキーだった。
いざ尋常に入店。
(道中追い抜いた男女4名はやはりアフターグロウのお客さんだった。大人げないことをしてしまった…。)
店内の様子は?
食べログによると席数は12。
カウンター席のみ等の極端に席数が少ない店は需給バランスから行列になりやすいが、アフターグロウはカウンター席に加えてテーブル席も4つある。
席数12が常に埋まるほど人気ってこと。
福岡県下のカレー屋でそんな店を他に知らない。
豊富なメニューの数々
入店するととにかく気になるところが多い。
まず注意書きの数々。
「ないもんはない」
「知らない言葉はスマホで検索」
「オススメは全部」 などなど
もしかすると気分を害す方もいるかもしれないが個人的には楽しめる。
見てるだけでニヤつける。
お店側のご苦労は察するに余りある。
その中でも気になる文言を発見。
「魚のカレーを食べてみましょう。」
フィッシュビリヤニやフィッシュフライなど魚の調理にハマっている身としてはこれはスルーするわけには行かん。
「魚のカレーは今日は何がありますか?」と問うたところ、壁に貼ってあるメニュー以外にも通常メニューのラッサムキーマをアレンジしてカマス🐟のキーマも出来るとのこと。
ラッサムキーマ…だと…!?
ラッサムは南インドの汁物の代表格のような料理。
「🐘ご飯にかけるとねこまんまみたいになってしまうのではなかろうか…」
こんな思いも一瞬よぎったが、カマスは今産卵期で旬であるし、好きな魚なので迷わずオーダー。
(当然ねこまんまなど出てくるはずもない。)
壁のメニューや注意書きだけをずっと見ていたのでそれだけかのように思っていたが、通常のメニュー表もある。
メニューの種類がマジで膨大。
店主はその調理をたった一人でこなしている。
そら店休も多くなる。
仕込みが大変だろうな…。
ちなみにアフターグロウはカレー屋ではなくあくまでCafe。
イチオシは鉄板ナポリタンとのこと。
ネットを見ると「たまごサンドが絶品だった」との記述もあり、これまた食欲をそそられる。
実食
オーダーしてから10分も待たずに皿が来た。
店内は満員だったのにこんなに早く来るとは。
見た目にも何とも鮮やかな皿。
あぁ早く食べたい写真など撮ってる場合ではない。
うまァ…。
砕いたホールスパイスが贅沢にふりかかっていて、一口食べる度に違う風味が味わえる。
ワンプレートでミールスを食べているような錯覚に陥った。
ラッサムらしく酸味がビシッと効いていて、スプーンが止まらない。
これからの熱い季節にもピッタリ。
そしていつものことながら美味い皿は気づいたらなくなっている。
もっと考えながら食べれば良かったといつも思う。
もはやカレーじゃねぇ
まだ一皿しか食べていないのにこんなことを言うのも難だが、もはやカレーと呼べる代物じゃねぇ。
カレーの名を借りた創作料理だコレは。
恐ろしく仕事が細かいし、手間暇がかかりまくっている。
ランチに一皿1,000円を超えるとなれば財布の紐がギュッと閉まる方も多いと思われるが、この皿を出すまでの仕事を考えたとき1,300円は納得して払える金額だし、むしろ1,000円以下だと恐くなるレヴェル。
他のカレーも食べてみたいし、ナポリタンも気になる。
こんな店が福岡にあることを知って誇らしくなった。
依然インド料理・カレー店の中心は東京にあるが、アフターグロウとクーネルは県外からでも人が来たくなるようなスパイス観光名所だと言える。
クーネルも時が来たら紹介したい。
美味いんだまたコレが。
おまけ
長々と書いてしまったが最後に一つだけ紹介したいことがある。
アフターグロウは承太郎ではなくディオ・ブランドーだった。
完全にファンになりました。
ではまた!
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