どーも!直行直帰の店主です。
突然ですがイナダシュンスケ氏をご存知ですか?
東京や名古屋であのエリックサウスを展開している円相フードサービスの共同創業者の一人です。
この方、食に対する愛がもの凄く強いご自身をフードサイコパスと呼ぶなかなかの変態。
その食に対する鋭い洞察は興味深く考えさせられる内容です。
今日のテーマはそんなイナダシュンスケ氏のあるツイートから。
妙に考えさせられたTweet
「うまけりゃいいんだようまけりゃ」というのは正論オブ正論ど正論なんだけど、同時に、未来の可能性の芽を摘みまくってあらゆるフラグをへし折る呪いの言葉でもある
— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) March 31, 2021
イナダ氏はご自身を経営者ではなく料理人と自称しています。
食に対してこだわりの強い両親・祖父母がいる環境に育ち、幼少時からどっぷり料理にハマって育ったそうです。
この「美味けりゃ何でも良い!」という主張を基本的には肯定しつつ一方では否定しているこのツイートを見て、「イナダ氏の根っこは料理人なんだな」とつくづく感じました。
挑戦することを恐れない姿勢を見習いたい
そもそも「美味けりゃ何でも良い!」と思っていたのならエリックサウスでミールスを出してそれをチェーン展開しようなんて思っていなかったはずです。
エリックサウスが東京八重洲地下にオープンしたのが2011年。
当時の南インド料理の知名度は今と比べて断然低かったハズ。
それにも関わらず南インド料理に特化したエリックサウスをオープンさせた気概は普通じゃ真似できません。
私も平日のランチタイムに一度行きましたが、待ちのお客さんがいるぐらい繁盛しており、幅広い層に受け容れられていることがよく分かります。
ミールスを世間一般に広めた経営手腕
エリックサウスの凄いところは、ただでさえ取っ付きにくい南インド料理というジャンルを多くの人に分かりやすく手が届きやすいように広めたことにあると思います。
マニアックで職人気質で商売っ気のないインド料理人が多い中で、ミールスを世間一般に広めた功績はとてつもなく大きいし、料理人としての才能だけでなく経営者としての手腕も持ち合わせていないとエリックサウスもここまで大きくならなかったハズ。
イナダ氏曰く「美味しいカレーが作れるということは、カレー屋として成功するエッセンスの10%に過ぎない」とのこと。
そうだとしたらカレー屋は美味しい以外の価値も提供していかないといけません。
飲食業ってホントに難しいと思います。
私は到底勝てる気がしません。
いつも言っていますが、直行直帰は生涯実店舗を持つことはないでしょう。
美味い以外の価値も提供したい
美味いだけに特化すればいいのなら味の素を使ってもいいわけだし、カンタンに手っ取り早く美味いを作り出す手段はいくらでもあるように思います。
ただそれって多くの人はポリシーがあるからしたくないんですよね。
そんな簡単に美味いが出来るなら、わざわざ新しくて難しいものに挑戦しようという気概も薄れます。
イナダ氏がへし折ると表現したフラグは、私にはチャレンジ精神であるように思えました。
直行直帰は挑戦的な試みを好む間借りカレー店です。
極端な話をすれば私が作りたいものを作ってお客さんに「マズイ」と言われても全くのノーリスク。
だから料理の面でもガンガン攻めることが出来ます。
攻めすぎて失敗することも多々ありますが(笑)
そうであれば
また直行直帰が面白そうなことをやっとるな〜
一回遊びに行ってみたいな…。
こう思ってもらえれば私としてはめちゃくちゃ嬉しいです。直行直帰の営業姿勢は完全に攻めです。そもそもが私の道楽で始めた間借りカレーですから、保守的になる理由もありません。
食べに来るというより遊びに来るという方が感覚的にしっくり来る
来ていただいたお客さんにお礼をするときも、「また食べに来て下さい」とは言ってなくて、「また遊びに来て下さい」と言いました。
前述の味10%理論で行くと、直行直帰も味以外の価値をお客さんに提供する必要があります。
その答えはまだ到底出そうにありませんが、特に焦ってもいません。
直行直帰が続いていく中でなんとなく形が出来ればいいと思ってます。
なので皆さん直行直帰に遊びに来てください。
次はどうやってお客さんに喜んでもらおうおかと日々考えています。
なんだか取りとめのない話しになりました。
今日はこんなもんで。
ではまた!
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