福岡の神出鬼没な間借りカレー店「直行直帰」の店主が
退屈な日々に少しの気付きと香り高い刺激をお届け🌶

無印良品のレトルトカレー3種食べ比べしてみた

スパイシーライフ

どーも直行直帰の店主です。

私のプロフィールです。
適宜ご参照ください。


レトルトカレーの質が上がったと言われて久しい。
日本に約3,000種類も存在すると言われるが、
その中でも今日はコレを取り上げてみる。

無印良品のレトルトカレー

無印と言えば10数年前まではロゴなしの日用品のイメージしかなかったが、
ここ数年は食品も販売していて、特にレトルトカレーが美味しいという評判はよく聞いているところではあった。

化学調味料等不使用のレトルトカレー


有名店のカレーがレトルト商品になることはよくあるが、裏面の表示を見るとゴリゴリに化学調味料を使っていて全く食べる気がおきなかった。
しかし無印のカレーは化学調味料、着色料、香料不使用とあって正々堂々感が好印象。

私の化学調味料についてのスタンスは、

<span class="fz-14px"><span class="fz-12px">直行直帰の</span></span>店主
直行直帰の店主

自分の力量以外の要素で味が決まるのは何か嫌だ…

という考え方。

 
舌が肥えた一流の料理人の中には化学調味料が入っているか否かを味覚で判別出来る方もいるらしいが、当然ながら私にそんなスキルはない。

選んだカレーは3種

当ブログはインド料理がメインテーマなので今回はインドのカレーから3種類を選んだが、
他にもタイ系のグリーンカレーといった商品もある。

今回選んだのはこちらの3選手

  1. バターチキン
  2. キーマ
  3. プラウンマサラ(エビのクリーミーカレー)

価格はどれも180gで350円(税込)

大きめのカトリに一袋入り切るサイズなので、

男性なら2種類ぐらいは食べられそう。

左からバターチキン、キーマ、プラウンマサラ

先にお断りしておきたいが、筆者は決して舌が肥えてない。(何でも旨いって言っちゃう方)
あくまでも個人の感想なので、参考程度にとどめていただきたい。

では早速行きましょう。

食べた感想

バターチキン

バターチキン

いきなり出ましたみんな大好きバターチキンカレー AKA インドカレーと言えば

私が今まで見てきたインドのレシピでは玉ねぎを使わないことが多く、
バターを中心にカシューナッツや生クリームなどを使って濃厚かつクリーミーに仕上げるのが特徴です。

で、味の感想。

一口目から違和感を感じた。
具体的には、

<span class="fz-14px"><span class="fz-12px">直行直帰の</span></span>店主
直行直帰の店主

今まで食べてきたバターチキンと全然違う…。


この違和感の正体は何だろうと食べ進めて見ると答えが分かった。
バターの風味が無い。

それもそのハズ。
成分表示をよーく見てみると、

<span class="fz-14px"><span class="fz-12px">直行直帰の</span></span>店主
直行直帰の店主

バターを使ってねぇ…。

なんと原材料表記にバターの記載がどこにもない。

確かにギー(バターオイル)の記載はあるが、ギーはバターとは違う。
ギーからはあまりバターの香りはしない。もっと上品な香りがする。

ナッツやギーの濃厚さは感じられて食べやすくはあったが、
「バターチキンカレーとして美味しかったか?」と尋ねられたら

これはバターチキンカレーとは別種のカレーというのが正直な個人な感想。

インドでもバターを使わずギーだけで作るレシピもあるにはあるらしいが、
バターの香りせずして果たしてバターチキンと言えるのかという話になってくる。


辛さは子供でも余裕で食べられそうなぐらい控えめ。

キーマ

非ドライカレーのキーマ。
キーマは火を通しすぎると挽き肉が固くなりがちだが、お肉柔らかだった。

特徴的に感じたのは独特のほんのりとした苦味。
クローブなどから来るものだろうか。

原材料を見るとチャツネを使っている。
チャツネにも色々と種類があるので一概には言えないが、
チャツネの酸味に下支えされた苦味なのかもしれない。

置きに行ったような味ではなく攻めてる印象。
普通のカレーの枠には留まるもんかという気概が感じられる。

3種の中ではコレが一番好みだった。

プラウンマサラ(エビのクリーミーカレー)

プラウンとは英語でエビ🦐のこと、ヒンディ語ではない。

マサラはスパイスミックスのことなので、
つまりエビカレー。

エビって英語でシュリンプじゃないの!?

どうやら英語のPrawnは天ぷらや寿司にするようなサイズのエビを指すようで、
一方のShrimpは桜えびのような小型のエビのことらしい。

ココナッツミルクを使ったエビカレーで、ケララあたりを彷彿とさせる。

食べるまで気づかなかったがなんと筍が入っている。
オリジナルを出してきやがった!と思ったがよくよく調べてみると、

インドの家庭でも筍+エビ🦐+ココナッツミルクというレシピは存在しており、
3種の中では最もインドに寄せていると言えるかも知れない。


ココナッツミルクは分量を間違えると他の具材の味が弱くなって単なるココナッツミルク味のカレーになってしまいがちだが、これに関してはそんなこともなくあくまでエビが主役。
エビの風味が一番に感じられて、筍との食感のコントラストが良い。

まとめ

いかがだったでしょうか。

3種に共通して言えるのは次の3点

  1. 食べやすい
  2. 辛くない(子供でも食べられる)
  3. 意外とオイリー


3については気になる方もいるかもしれない。

キーマカレーのオイル

スパイスの香りは油脂成分に溶けて定着する性質を持っているので、
これぐらいの量は許してあげて欲しいところ。

今回の3種類で順番を付けるなら

①キーマ

②プラウンマサラ

③バターチキン

となります。

気になった方は是非お試しを。
SNS等で感想を教えて下さい(^^)

今日はこの辺で。
ではまた!


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この記事を書いた人

福岡の神出鬼没完全不定期間借りカレー店「直行直帰」の店主
かつてカップラーメンを料理と呼んでいた男が綴る日々のカレー・インド料理研究の記録、間借り出店情報、インドにまつわることを吐き出します。
実態はイエスマンになれない社会不適合なサラリーマン。

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