ロティやパロッタなどインドのパン類を間借りカレーで提供する難しさ3選

間借りカレーの始め方

どーも直行直帰の店主です。

私のプロフィールです。
適宜ご参照ください。


さて、今日は次回の間借りの展望について。
全くの未定なんですけどね

次回の間借りはビリヤニかな…(なんとなく)

ビリヤニを提供しようと思っている理由は正直に以下の通り

  1. ビリヤニブームに乗っかる
  2. 炊きたてが提供しやすい


この中でも特に②が大きい。
今まで使っていた鍋の容量では来客想定人数分のビリヤニを作ることは不可能だったが、
最近新しいドでかい鍋を買ったのでそれでビリヤニを炊いてみたい。
材質は安定のアルミ製(底厚)で、ガンガン強火でも大丈夫なタイプ。


お客さんの来店時間を逆算してビリヤニを炊けば、炊きたてを提供することも可能。

ロティ&北インド料理も提供したいけれど…

直行直帰の店主作、ロティとキーマ・アルー

本音を言うと最近の研究対象であるロティ&北インド料理も提供したい。
むしろ提供したい度でいけばロティの方が高い。

ではなぜロティを提供しないのか?
これにはやむにやまれぬ事情がある。

前置きが長くなったが、今日の本題に移りたい。
頭の整理も兼ねてまとめているので、
間借りでナンやパロッタ、ロティなどのブレッド類を提供しようとされる方の参考になればこれ幸い。


ちなみに今回の記事ではワンオペでの間借り営業を想定している。
お手伝いが見込める方はそれなりの設備さえあれば可能かと思われる。

ロティやパロッタを間借りで提供しにくい理由

先に結論から申し上げたい

ロティやパロッタを間借りで提供しにくい理由
  1. 設備が不足
  2. 提供に時間がかかる
  3. 作り置きでは質が保ちにくい

 

理由① 設備が不足

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インドではレストランでロティを提供する際タンドール窯が必要不可欠だし、
パロッタの場合はデカめの鉄板が必要になる。

家庭用の鉄板でも焼けないことはないが、一度に焼ける数が設備的にもオペレーション的にも限られてくるし、それだけお客さんを待たせることになってしまう。

この点は前回の間借り営業(パロッタを提供)で痛感したことで、自分が提供したいもののことばかりを考えた結果、お客さんを置き去りにしてしまったことは深く反省している。


ロティを家で焼く際はタンドール窯の代わりに魚焼きグリルを使っている。
現状考えるベストな焼き方にはグリルが欠かせないが、当然間借り先にはタンドール窯や魚焼きグリルなどない

② 提供に時間がかかる

ライスの場合だと炊飯器を使えば皿にライスをよそうだけで時間はそこまでかからないが、
ブレッド類だとそうはいかず焼くにも時間がかかる。

特にロティはベストな焼き加減を見ながら諸々を調整していくので、
今の私のレベルではロティを焼きながら別の作業を同時並行で…
ということが至難の技になる。

上述の通り一枚一枚に時間をかけ過ぎるとお客さんを待たせてしまうのでやはり現実的ではない。

③ 作り置きでは質が保ちにくい

レンチンは使いたくない

①②の解決手段としてあらかじめ作っておいたものを再加熱して提供するということも考えられるが、
これはそもそも食品衛生法上アウトである。

食品衛生法では飲食店を営む場合、原則保健所の検査を受けて合格した設備(つまり飲食店内の厨房)で調理されたもののみ提供してよいことになっている。

仮に営業日前日に間借り先でロティなどを焼いておいて、
営業日当日に温め直して営業することも考えられなくもない。

しかしパン類となると食感が固くなったりすることが考えれるので、
食品衛生法と品質の両面から見ても適切な方法とは言えない。

せっかく間借り出店をやるのなら、、、

せっかく間借りカレー店をやるのなら小遣い稼ぎではなく趣味に徹した上で自分が今一番食べて欲しい料理を提供するのがベストだと考えている。


しかし先に述べた3つの理由から、私が皆様に食べて欲しいと思っているロティを提供するのはかなり難しそうだ。
しかしせっかく磨いているスキルなのでどこかで披露したいとは思っている。
(料理教室なんてのも意外と良いかも知れない。いやそんなガラじゃない)

自分が提供したい料理とお客さんが求めるものが合致しないと意味がないので、
多少の妥協も必要だと思うが、「せっかく間借りをやるのなら…」この言葉が脳内にチラつく。

料理の質とオペレーションと自分が提供したい料理、この3つのバランスを考えながら、
次の出店を特に焦ることもなくぼんやりと考えている今日このごろ。

あまりぼーっとしていると直行直帰の存在自体忘れ去られそうだ。
そうなる前に少しは前に進もう。

今日はこの辺で。

ではまた!



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この記事を書いた人

福岡の神出鬼没完全不定期間借りカレー店「直行直帰」の店主
かつてカップラーメンを料理と呼んでいた男が綴る日々のカレー・インド料理研究の記録、間借り出店情報、インドにまつわることを吐き出します。
実態はイエスマンになれない社会不適合なサラリーマン。

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