どーも直行直帰の店主です。
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4日目。
この日チェンナイの外気温が40度を超えたらしい。
体温よりもさらに高い。
外を出歩く気にもならん。
煮えてしまう。
おまけに腹の調子も悪い。
せっかくインドに来たのに…。
という思いもなくはないが、これは休暇なので無理する必要もない。
インドのベジタリアン(菜食主義者)の家庭料理とは...
朝食
前回記事でも触れたが、ショビットさんリーナさん夫妻はベジタリアンの家庭なので食卓に肉が並ぶことはない。
ムンバイのご出身だがルーツはデリーにあり、提供していただいた食事はデリースタイルとのこと。
この日いただいたのはムングダールのドーサ。
みじん切りのオニオンやコーンのみじん切りが具として入っている。
一般的に連想されるドーサ生地はウラドダールとバスマティライスのペーストを発酵させたものだが、
曰くこのドーサは発酵もさせておらず簡易的で家庭向けなのだとか。
確かにムングダールだと火が通るのも早くすぐペースト状になるので簡単そう。
ご家庭で作り置きされているミント系のハーブチャトニとココナッツチャトニをディップしていただく。
うん、美味しい。
パウダースパイスも控えめで辛くもなく、野菜と豆本来の旨味を味わう料理だ。
くだした腹にはとても優しい。
夫妻は「私達がベジタリアン家庭だからゲストが満足する料理を提供できないかも...」
と不安そうだったが、今回の旅の目的は街の食堂と家庭の味を知ること。
もはや美味しいか美味しくないかすら若干どうでもよく、生活の一端に触れられただけで貴重な経験。
今回は後日記事にするウィジャヤンさん夫妻と合わせて2件の家庭にお邪魔して食事をいただいたが、
それぞれに特色があり、非常に興味深い。
夕食
夕食にはチャパティとチャナマサラ、ベジプラオをいただく。
チャパティは既製品ではなく生地から作って焼いていただけるのが嬉しい。
チェンナイに住んでいるから米はポンニか?と思いきやバスマティライス。
ポンニは口に合わないとのことだった。
やはり出身によって食の志向も大きく変わるということなのだろう。
チャナマサラやポリヤルも朝食より強めの味付け。
これも旨い。
チャパティと米を同時に食べるのはインドではデフォルトなのだろうか、
大阪人がお好み焼きをおかずに米を食べる感覚に近いのか、なんてことを考えた。
ティファンチェーンの王道:Murugan Idli Shop
外気温40度超えの中、昼食はムルガンイドゥリショップへ。
https://muruganidlishop.com/
チェンナイ、マドゥライなど南インドで24店舗。
シンガポール、ロンドンでそれぞれ1店舗を運営するグローバルチェーンのベジレストラン。
イドゥリショップだがドーサやワダ、ポンガルなど南印度のベジメニューは網羅しているので、
ここに行けば一通りのベジメニューはいただける。
ミニイドゥリとドーサをオーダー。
インド料理好き界隈では、イドゥリのタイプをふわふわとボロボロに分ける傾向があるようだが、
私が食べたものは全て前者だったと思われる。
ボロボロのイドゥリってのがそもそもあまりイメージできていないが丸ボーロみたいなもんだろうか。
この店に限らずチャトニはだいたいどの店に行っても2〜3種類。
ミント、ココナッツが王道で時点がトマトといったところか。
インドに来て驚いたのがココナッツチャトニのクセのなさ。
私の主観で恐縮だが日本で食べるものよりクセがないというか、すっきりとした味わい。
疲弊した胃腸に優しい食事だった。
そもそも日本で料理に使うココナッツはほとんどが乾燥タイプなので、
生ココナッツを使っていることによる鮮度の違いかもしれない。
おまけ:生ココナッツはどこで手に入るのか?
話はそれるが先日アジアの駅という食材店に行ったところ、生ココナッツが売られていた。
ココナッツをかち割るスキルも必要だし、1個でかなりの量があるはずだからイベント向きか。
いつか生ココナッツを使ったケーララ料理でも作ってみたい。
今回の旅の参考書籍はこちら。
翌日チェンナイを発ち、食の都マドゥライへ向かうのであった。
続きは次回。
ピース。
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