どーも直行直帰の店主です。
私のプロフィールです。
適宜ご参照ください。
今日は5日目から7日目にかけてのお話。
前回記事の最後に書いたが、マドゥライでの滞在はホームステイを利用。
お世話になったのはヴィジャヤンさんニルマラさんご夫妻。
マドゥライでホームステイをしてみた
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お父さんのヴィジャヤンさんは70才で現役時代はチェンナイに勤めていたが、今は引退して孫たちと悠々自適の生活。
お母さんがニルマラさん、旦那さん娘、息子、孫、お手伝いさんも含めて毎日10数人分の食事を作っているらしい。
この宿泊先で嬉しいのがニルマラさんの手料理。
タミル家庭の日常が垣間見える。
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ご一家はヒンドゥー教徒ではなくクリスチャン。
wikiによるとタミル・ナードゥ州のキリスト教徒の比率は2011年の調査で6.1%。
インド全体で2.3%なので他州と比較して多い。
ちなみにイスラム教徒の比率が5.9%なのでタミルではイスラム教徒よりもキリスト教徒の方が多い。
勝手なイメージでクリスチャンの場合は食べるものから着るものまで違うのかと思ってたが、そんなこともない。
見た目じゃ判断つかない。
ご一家は曜日によって肉食と菜食を分けている。
私は2泊3日滞在し、1日目の夕食と2日目と3日目の朝食をいただいたが、1日目が肉食で2・3日目が菜食だった。
このように曜日で肉食と菜食を分けるインド家庭も多い。
1日目の夕食:マトンビリヤニ、チキンカレー、ラッサム
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滞在中唯一のNon veg day.
ヒンディ式のビリヤニにホットなチキンカレーとラッサム。
ビリヤニと別に白ご飯も出してもらえる笑
この写真を見て「インド家庭のビリヤニってなんか違くない?」と思われた方もいるかもしれない。
それもそのハズ、日本でよく食べられるビリヤニはイスラム式。
ニルマラさんが提供してくださったビリヤニはヒンディ式のビリヤニで、イスラム式とは製法が違う故に見た目も違う。
カレー部分とライス部分を層にして炊き上げるるイスラム式に対し、南インドでよく見られるヒンディー式ビリヤニは、ジーラカサンバライスという小粒米を使い、洗米の後、生の状態からグレービーを吸わせて炊き上げるのが特徴。
そのためイスラム式のように層にならず見た目の色も均一で若干水分も多めとなり、当然味わいも異なる。
結局滞在中のビリヤニ食体験はここだけだった。
コメの硬さと味付けが絶妙で、他とのバランスが取れてあっという間にごちそうさまでした。
2日目の朝食:ドーサ、イドゥリ、サンバル、チャトニ
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ザ・南インドの朝食というべきメニュー構成。
棒状の緑の食材が見慣れないかもしれないが、これはドラムスティックと呼ばれる野菜で、モリンガというハーブの実の部分になる。
トマトが強めの比較的濃厚な味わいのサンバルだった。
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これらの朝食は全てニルマラさんの手作り。
イドゥリとドーサの生地もイチから作り、発酵させ、朝イチで蒸している。
一回生地を作ったら冷凍保存で3日〜4日ぐらい持つって言ってたかな。
それでも日本人がパンを小麦粉こねるところから作ろうと思わないように、相当な労力。
まさにお母さんの味。
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だけどサンバルパウダーにMDHを使ってたのはここだけの話…。
この日の晩に孫の誕生日会があるらしく、夕食は提供できないとのこと。
「私も参加させてください」と空気を読まずに言ってみたかったが、当然ながらそんな勇気はないのであった。
3日目の朝食:プーリーとポテトカレー
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プーリーとはチャパティーの生地を揚げたもの。
全粒粉のスナックといったところか。
そして、このポテトカレーが個人的に一番のお気に入りだった。
じゃがいもが具材として、また一部が溶け出してグレイビーになっているまさにじゃがいもづくしのカレー。
プーリーとあわせて食べると何ともファストフード的味わいで、中毒性がある。
調べてみるとどうやらチャパティーやプーリーなど、ご飯より粉物と合わせて食べるカレーらしい。
インド人の家にホームステイしみてみて分かったこと
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この旅で知りたかったことの一つが、「家庭での食器の使われ方」である。
南インドとなるとどうしてもバナナの葉やステンレス製食器を想起しがちだが、そんなもん使ってないやろと思っていた。
まさかどの家の裏庭にもバナナの木が自生してるわけでもあるまいし、ましてやバナナの葉なんか洗って乾燥させたりと食器として使うにはめんどくさい。
私が訪問した2件のお宅は割と都心に近かったので、もっと田舎に行けばこの限りではない可能性もあるが、食器類は日本の家庭と大差はなさそう。
たかが食器と思われるかもしれないが、極端な話サンバルがお椀に盛られていれば興醒めしてしまうモノ好きは多いはず。
直行直帰を始めたときからどの食器に盛るかは常に悩みの種で、いまだに完璧な答えは見つかっていない。
インド家庭の多くがおそらくそうではないように、バナナの葉に盛ることが必ずしもリアルだと思わない。
もちろん提供するメニューによって最適解は変わるし、懐事情と保管スペースの兼ね合いからこれからも悩みは尽きない。
南インドの家庭の味が知りたい方は是非Christon homestayへ
マドゥライの中心部から車で20分程度と少し離れているが、町中の喧騒を忘れてゆっくりしたい方、インドの家庭料理に触れたい方には是非オススメしたい。
インドやタミルの食文化についての質問にも丁寧に答えてくれる。
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次回からは町中の食堂について書いていく。
今回の旅の参考書籍はこちら。
「知り合いを頼ってインドに行ったんですか?」
「一人でこわくないですか?」
とよく聞かれる。
当然知り合いなどいない。
インド旅行に一番大事なのは強靭な胃腸だと思う。
続きは次回。
ピース。
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