どーも直行直帰の店主です。
私のプロフィールです。
適宜ご参照ください。
最近こんな本を読みました。
本の概要
あなたの100年ライフをつくる本
この本は、未来が過去の延長線上にないと気づいている人たちに、未来の試練だけでなく可能性について知りたい人たちに、自分の現在と未来の職業人生を好ましいものにしたい人たちに、長寿を厄災ではなく恩恵にできる可能性を最大限高めたいと望む人たちに向けて書いた。(序章より)
アマゾンより一部引用
個人的にはザックリ以下の通り解釈した。
- 平均寿命はドンドン伸びており、これからは100歳までの人生設計が求められる。
- 1の結果、60そこそこで仕事を引退→気ままな年金暮らし…という既定路線が崩れる。
- 60を超えても稼ぐ術は持っておくべきである。
平均寿命はドンドン伸びている
さすがに100歳まで生きる人は稀では!?
こう考えるのも無理はない。
厚生労働省のホームページを見ると、平均寿命の推測値は以下の通り。
2040年の推計で女性の平均寿命89.63歳、男性83.27歳となっていて、
1990年の平均寿命から男女ともに6歳以上も伸びている。
だが100歳には届いていない。
そこで本の中で登場するのがコーホート寿命という考え方。
国が発表している未来の寿命の推定値はピリオド寿命という計算方法で、
未来も平均余命が変わらないとする前提による計算方法。
つまり今後の健康志向の高まりや、医療技術の発展などを無視している計算方法ということらしい。
それに対してコーホート寿命は将来のイノベーションも織り込んで、
平均余命が今後も伸びることを前提とした計算方法なので、
ピリオド寿命よりも推定値は当然高くなる。
コーホート寿命での計算によると、
日本で2007年に生まれた子供の約半数が107歳まで生きるらしい。
これはえらいこっちゃ。
年金の受給開始も遅れる可能性が高い
平成12年の法律改正で老齢厚生年金の支給開始年齢がそれまでの60歳から65歳に引き上げられたことはご存知の方も多いと思う。
(以下、65歳以上の方を高齢者と呼ぶ)
日本の年金制度は賦課制度と言って、我々が収めている年金は現在ご存命の高齢者が受け取っている。
(95歳の祖母はたまに会ったときお小遣いをくれる。私はこれを“還付”と呼び、30才を超えた今でもなんの後ろめたさもなく受け取っている。)
そうなってくると日本の人口に占める高齢者の割合というのが重要になってくる。
総人口に占める65歳以上の人口の割合の推移をみると、
1950年(4.9%)以降一貫して上昇が続いており、
1985年に10%、2005年に20%を超え、2020年は28.7%となった。
15~64歳を現役年齢階層とした場合、高齢者1人を支える現役年齢階層の人数は、1950年時点では12.1人。2017年では2.2人だったのに対し、2065年では1.3人の予想となっている。
つまり2065年には働いている現役世代13人で10人の高齢者の金銭的面倒を見ている状態になっている。
このとおり現行の賦課方式を今のやり方で維持するのはドンドン難しくなっていっている。
加えて平均寿命は伸び続ける。
今後企業が高齢者の雇用を推進し、さらに年金の受給開始年齢が65歳から引き上げられるのは想像に難くない。
100年続くかもしれない人生…さて、どう生きようか。
ここからは筆者の個人的な考え方を述べる。
収入源を一本に絞るのはリスクが高い
まず、会社員の方は現在の勤務先一本に収入源を絞るのはどう考えてもリスキーだ。
投資の世界には「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があるように、
特定の会社に収入を依存すると、その会社にもし何かがあったとき、
あなたの収入もゼロになってしまうことは十分に考えられる。
とは言っても会社じゃ副業は禁止されているし…。
会社はあなたが将来どうなっても絶対に面倒を見てくれる!
という保証はどこにもないのに、
なぜ従順に会社のいう事に従う必要があるのか?といつも疑問に思う。
そこまで会社は社員の面倒を見てくれない。
というか見る必要もない。
30年前から会社員の給料も大して上がっていないのに、
年金受給開始年齢の引き上げなど将来への不安がドンドン増す中で、
ただ会社の言うことを信じて真面目に働いていても備えとして不十分だ。
お金が出てくる蛇口は1個より2個の方が絶対良くて、
より年収の高い会社に転職するのもアリだし、
副業バレが怖ければスキルや得意なことを生かして
WEBを中心に商売をするのも良い。
さすがにオッサンになってまでウーバーイーツをやろうとは思わないが、
ブログやYou Tubeなら固定費も低く誰にでも始められる。
今の会社との付き合い方
人生が100年続くと仮定すれば、仮に65才で引退してもあと35年分の生活費が必要になってくる。
老後2,000万問題は記憶に新しいが、あれは最低限の生活を送るための必要資産であって、
私のように週に2回はゴルフをして暮らしていたいと思っていたら当然2,000万じゃ足りないだろう。
現役で働いているときから貯蓄や投資をするのは当然として、
会社を引退したあとでもお小遣い的に生活資金を稼ぐ術があれば尚望ましい。
現役で働いているときからタマゴは温めておくべきで、
引退した後で何か仕事をしようと思っても、
元の勤務先にバイト代程度で安くこき使われるのでは面白くない。
いつも思っていることがある。
なんで60で退職しても元の会社と再契約するんだろう…。
その仕事や会社が心から好きならそれも良しだが、
私の周りの再契約の高齢者はどう見てもそうじゃない。
他に食い扶持がないから、しょうがなく元サヤに収まっているようにしか見えない。
大して好きでもない会社で約40年社会人を全うした結果、
その会社の中でしか生きられないようになっていたとしたら
こんなに悲しいことはない。
それなら私はリスクを冒してでも会社に依存しない生き方を選びたい。
つまり現役で働いているうちから勤め先の会社以外からも
生活資金が稼げる仕組みを作っておきたい。
高齢者が豊かな生活を送るために大事なものは、
①お金と②友達と③趣味と④健康な体やろう。
今の会社でただ一生懸命働くだけでは、
4つのうちの一つも手に入りはしない。
理想の働き方。本業じゃないなら間借りカレーもなかなか良いかも。
家の近所に、ある70過ぎのご夫婦が営んでいるお気に入りの焼肉屋さんがある。
元々は違う場所でお店をしていたけど、
息子さんにお店を譲ってからは自宅の一部を店舗仕様にして、
座席数20弱の小規模なお店をオープン。
ご主人は営業日は奥様と一緒に店を切り盛りし、
休みの日や波がある日はサーフィン🏄をしているらしい。
ご主人は心から楽しそうに仕事をされていて、
いつも元気に「まいどーっ!」とお客さんに声掛けし、
駐車場の位置が分からなかったら「よっしゃー!」と走って先導してくれる。
見た目はさながらビーチボーイズのマイク真木。
エネルギッシュで若々しく、醸し出す雰囲気があってホントにカッコいい。
会社以外で仕事を持つなら、
このご主人のように自分にとって愛すべき仕事にしたい。
過去にも副業と言われるものは試してきたけど、あまり長続きはしなかった。
好きこそ物の上手なれというのは本当で、
好きじゃなかったら長続きしないことは今までの経験上分かっている。
以前の記事でも書いたとおり間借りカレーなんて大して稼げやしないけど、
本業じゃなければ少し話は変わってくる。
年金の不足分だけ働いたっていいし、
間借り営業を一回こなすごとに
ゴルフに一回いくのもなかなか良い。
何より対面でお客さんと接することが出来ることが素晴らしい。
高齢者になると友達もメッキリ減るので、同業者やお客さんとの関係は貴重な財産だ。
70や80になってもキレキレのインド料理を出す爺さんは、
ちょっと頑固でスパイシーながらも、
人とのつながりを大事にするハートウォーミングじじいでありたい。
最近では間借りとは少し違った、複数の料理人でキッチンをシェアするという新しい営業形態も出てきている。
シェアリングエコノミーが今の勢いのまま定着していけば、
人の働き方は確実に変わるやろう。
今日のまとめ
今日はツラツラと書きすぎたかもしれない。
ここまでの内容をまとめておくと以下の通り。
もし100才まで生きるとしたら60で引退したとしても残り40年の余生があるわけで、
それを埋め尽くせるだけの趣味とお金があれば働かなくても良いかもしれないが、
大抵の人はそうはいかない。
何よりも人間は本来社会性を備えた生き物なので、
人と関わっていたい、社会に貢献したいと思うのは、
お金のある無しに関わらず人間の性らしい。
子育てが終わったら会社勤めはとっととやめて、
好きなことをやって生きると決めている。
週2〜3で柔術、週1〜2でゴルフ、(サーフィンもやるかどうか検討中)
あとは読書と間借りカレーだ。
なんて素晴らしい生活なんだろう。
そのためには今を生きねば。
今日はこのへんで。
ピース。
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